琉球王国時代、干支の十二支が、全ての方角、全ての刻に当たることから、1日12時間の午前午後、12カ月を、12方角から守ってもらうため、首里城を中心とした12の方向に、それぞれの干支を祀る12カ所の寺院がありました。
これら12カ所の寺院は、時代の移り変わりとともに4カ所の寺院に減り、それぞれが干支の守り本尊を引き継いできました。
そのため現在では、これら4カ所の寺院を巡ることで12支全ての守り本尊に参ることができることから、首里12支巡りと呼ばれ、厄除けにとこの4カ所全てを参るご家族も少なくありません。皆さんも、観光で首里を訪れた際、この4カ所の寺院を訪ねてみませんか?

■首里12支巡りの4か寺
[>]慈眼院(じげんいん)、通称「首里観音堂」 … 那覇市首里山川町3-1(098-884-0565)
・千手観音(せんじゅかんのん) … 子(ね)
・虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ) … 丑・寅(うし・とら)
・勢至菩薩(せいしぼさつ) … 午(うま)
・普賢菩薩(ふげんぼさつ) … 辰・巳(たつ・み)

[>]安国寺(あんこくじ) … 那覇市首里寒川町1-2(198-884-2735)
・不動明王(ふどうみょうおう) … 酉(とり)

[>]西来院(さいらいいん)、通称「達磨寺(だるまでら)」…那覇市首里赤田町1-5-1(098-884-1077)
・文殊菩薩(もんじゅぼさつ) … 卯(う=うさぎ)
・阿弥陀如来(あみだにょらい) … 戌・亥(いぬ・い)

[>]盛光寺(せいこうじ)… 那覇市首里儀保町3-19(098-884-3869)
・大日如来(だいにちにょらい) … 未・申(ひつじ・さる)

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