茅打バンタは、沖縄県国頭郡国頭村にある高さ約100mの断崖絶壁です。
バンタとは沖縄の言葉で崖のことを意味し、束ねた茅を崖から投げ落とすと強風でバラバラになったことからこの名がついたといわれています。
昔、道路が整備されていなかった頃、ここは断崖絶壁を越えて行かなければならず、岩の裂け目に打ち込んだ杭や木の根を頼りにしなけらば行くことができない交通の難所でした。そのため途中で反対方向から来た人と出くわすとどちらか一人が戻って道を譲らねばならなかったことから「戻る道」とも呼ばれたと言います。その「戻る道」と呼ばれる巨岩に挟まれた道路を登りつめた先に、茅打ちバンタはあり、ここからは澄んだ海原に浮かぶ伊平屋島や伊是名島を見渡すことができます。
茅打バンタの北側に位置する宜名真(ぎなま)海底鍾乳洞は、辺戸岬ドームとも呼ばる世界的にも珍しい海底の鍾乳洞で、貝塚などの遺跡もありダイビングスポットとして知られている場所でもあります。

ぜひ、YouTube動画をご覧ください!