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(妄想小説)2人のパトロヌス 第13話 [妄想小説]

 凌介は、卒業が目前に迫った頃、教授に呼ばれた。大学病院に残って、医局で教授の右腕として支えて欲しいと言われた。
「教授に、そう言って頂けて、とても嬉しいです。ただ自分の親は、国鉄職員で、残念ながら給料も少なく、これまでも随分無理させました。親父の退職も近いので、田舎に帰らせてください。ありがたいことに、子どもの時からお世話になっていた病院の先生が、跡継ぎがいないので、病院を継いで欲しいと言われています。折角のお言葉なのですが、実家に戻らせてください!その代わり、いつでも必要な時は、呼んでください!いつでも教授のお手伝いをします!」
 そう教授にお願いして、地元に戻ることにした。もちろん、親のことも事実だし、高橋先生からのお願いもその通りだ。だが、本当は悟とのことがあって、地元に戻りたかったというのが本音だった。

 大学を卒業し、実家に戻ると嬉しい知らせがあった。弟の健太が、志望していた大阪の体育大学に進学の決まったとのことだった。その夜、自分の帰宅と健太の合格を祝って皆で乾杯した。よほど嬉しかったのか、早くに親父が潰れた。一人でチビチビ酒を飲みながら、戻って来たなあとふと感慨にふけっていると、健太が声を掛けてきた。
「兄ちゃん、ちょっと話があるんだけど、俺の部屋に来てくれない?」
「何だよ改まって、ここじゃ無理なのか?」
「まあね・・・」

 そして健太に続き、健太の部屋に行くと、健太が色あせた数枚の写真を凌介に渡して来た。
「この写真、覚えてるよね・・・」
 それは、凌介が悟兄ちゃんのケツの穴に腕を突っ込みながら自撮りした写真だった。
「どっ、どこでこれを・・・」
 凌介は、パニックになり、何が起こっているのか判らず、言い澱んでしまった。
「あの時凌介兄ちゃん、俺に悟兄ちゃんの部屋に、2度と近づくなって言ってたけど、実は裏でこんなことしてたんだ・・・」
「・・・・」
「まあ、良いよ!どうせ、俺は4月から4年間、大阪の大学に行くから・・・。その間、悟兄ちゃんと楽しくやれば良いよ!」
 そう言うと健太は、机の引き出しから、別の写真を手渡してきた。それは、これまで見たことがない悟の姿だった。両方の乳首にリングをいれ、チンポの先にも、ぶっとい金属のリングが嵌められ、涎を垂らしながら、健太の上で腰を振る姿や、健太の勃起したチンポを旨そうにしゃぶる姿、そして衝撃的だったのは、健太の小便や大便すら、喜んで口にする悟の姿が写されたものだった。
 そして、健太に呼ばれ屋根伝いに、健太の部屋に入ってきた悟は、写された写真の通り、全裸で両方の乳首に金属のリングが嵌められ、チンポの先にも太いリングが、首には大型犬用の首輪が嵌められていた。そして健太の横に来ると、チンポを勃起させ、先走りを垂らしながら、まるで犬のようにお座りし、健太に全裸の身体を甘えるようになで付けた。

「まあ俺に内緒で、こっそり8ヶ月の間、悟兄ちゃんと遊んでたみたいだから・・・。俺は、6年間、凌介兄ちゃんに内緒で悟兄ちゃんと遊ばせてもらった。それに、凌介兄ちゃんの手紙、随分参考にさせてもらったよ。これからは4年間、大阪に行くことになるから、凌介兄ちゃんみたいになかなか戻って来れなくなる。だからその間、悟兄ちゃんを頼むよ!悟兄ちゃんを使って、好きに遊んでくれても良いよ!この6年の間で大抵のことはできるように仕込んであるから・・・。悟兄ちゃん、大阪に一緒に連れ行って欲しいって泣いて頼んで来たけど、まさかそう言う訳にもいかないじゃん!だから4年経ったら必ず戻るからって説得して、待っておくように言い聞かせてある。俺が戻って来るまでは、ちゃんと凌介兄ちゃんの言う通りにするように躾けてあるから・・・」
 そう言うと、健太は、悟の頭を優しく撫で、そして首輪に繋がった引き綱を、凌介に手渡した。悟は、寂しそうに健太を見上げると、意を決したように唇を噛みしめると、凌介の横に犬のように座った。(お終い)
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