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(妄想小説)露出の方法 荒木剛太郎の場合…その1 [妄想小説]

「変なお客さんいませんでした?」
 最近通い始めたスーパー銭湯の受付で、ロッカーの鍵を返し、靴箱の鍵を貰う時にスタッフのお姉ちゃんが聞いてきた?
「変なって?」
「・・・うん、あの・・・例えば、やたらお客さんの身体触ってくるとか・・・」
「だはははははははっ!あ〜ああっ、男好きの連中のことか!そんなこと言ってたら、銭湯なんて行けなくなりますよ!入場料さえ払えば、好きなだけ男の股間見ることができる場所は、そういう人達にとっては天国です!だから、お店によっては多い少ないはあると思うけど、必ず何人かはいるもんですよ!それに、こう見えて自分って、そういう人達からモテるらしくって、これまでも何度も大きくなったチンチン見せられたり、触られたことありました。まあ、それが嫌な人もいるだろうけど・・・。ほら、なかなか他人の大きくなったチンチン見せてもらえる機会なんてないんで、面白がってツンツンって突いてあげるんです。そうするとすごく喜んでくれますから・・・(笑)!ただ、やり過ぎるとプロだって疑われて、2度と手を出してこなくなりますよ!(笑)まあ、皆さんにとっては嫌がるお客さんがいて、クレームもあるだろうやろうから、大変だと思います。自分は別に何も思いませんから大丈夫ですよ!でもご心配頂きありがとうございます!今後、何かあれば相談しますね!では、今日もとっても良い湯でした!ありがとうございます!」

 受付のお姉さんの少し照れたような、微妙に納得できない顔を残して帰宅した荒木剛太郎だった。剛太郎は、1年程前に、28年勤めた大阪の会社を50歳になったところで早期退職し南のこの島に移住してきた。もともと全裸で過ごすのが好きだったせいで、1年のうち大半をTシャツに半パンで過ごす事のできるこの島を終の棲家に選んだ。1年のうち10ヶ月近く海で遊べるこの島は、全裸好きの剛太郎にとっては天国だった。この島を訪ねて来る観光客の目的も、この島のビーチだったこともあり、特に夏場は、市内のホテルから水着のままビーチに行く観光客が多く、上半身裸で車を運転するなんて当たり前だった。それどころか剛太郎が全裸で車を運転している時に知り合いに出会っても、咎めるどころか、海にでも行くのかと聞かれるだけだった。
 しかもお仲間さんが集まるビーチがあり、夏場になるとそこに行き全裸で日焼けを楽しんだ。ただここのビーチの主役は、観光で来ている20代や30代の若物で、彼らが派手なビキニで闊歩する中で、全裸で寝ていても誰も剛太郎のことを見てくれるものはいなかった。まあ中にはオヤジ好きの奴もいて、覗いてきたりはしたが、こっちが動かない限りは、それ以上に進展することはなかった。だから、あくまでもビーチは剛太郎にとっては全裸で日焼けを楽しみ場所に過ぎなかった。ビーチの帰りにムラムラする時は、ビーチ近くのお仲間さん達がレンタカーを駐車する広場近くの堤防上の道路が剛太郎の遊び場になった。

 もちろんこの島にも、それなりの数の仲間のオヤジ連中はいた。逆に人口に対する割合で言うと、大阪より組合員率は高いように思う。ただそれらのオヤジ達は、南の島特有のシャイで内向的な性格のオヤジが多く、覗きはするが、それ以上に発展しようとすると腰が引けてしまうタイプが多かった。そういう意味では、剛太郎にとっては、露出願望を叶えてくれる素晴らしい場所ではあった。そのオヤジ連中は、観光客が集まるオンシーズンになると、このビーチに男達の裸を覗きにやって来た。だがやはり若物のパラダイスであり、水着姿までは覗き見はできるが、それ以上は無理だった。そう言う不完全燃焼のままで帰るおやじ連中を引っかけるのに最高な場所が堤防上だった。地元の人に見られることを極端に嫌がるオヤジ連中は、お仲間さんが多く駐車している場所を避け、離れた場所に駐車することが常だった。そこから堤防上を通ってビーチに行く。当然、帰りはビーチから堤防上を通って、駐車した場所へ。
 だから剛太郎は、夕方近くになってビーチから上がると、堤防上の歩道の車の陰で、素っ裸になると持って来た簡易シャワーで塩を流し、助手席側の扉を開けっ放しのまま素っ裸で車の中に寝転んで、誰か来るのを待った。この場所も、たまに何を間違えたか女同士だったり家族連れだったりが来ることもあったが、奴らの目的は堤防下の海だったし、すぐに帰っていく奴が多かった。それにこの島じゃおやじが、海から上がって全裸でシャワー浴びるなんてことは当たり前だったりすることもあって、万一女同士の奴らが通りかかったとしても、騒がれるような事はこれまで一度もなかった。剛太郎の素っ裸に引っかかってくるのは、ゲイのおやじ連中だけだ。
 剛太郎が素っ裸のままでシャワーを浴びていたり、全裸で車の中に寝転んでいると通りがかったほぼ全てのオヤジが、植栽の陰や、車の死角から、剛太郎の全裸を覗いてきた。それもしつこいぐらいに・・・(笑)
 剛太郎は、車のボディーやミラーを通して、そんなオヤジ達の動きを見ていた。わざとオヤジ達にチンポでも扱いてみせようものなら、オヤジ連中は闇のように近付き、剛太郎の死角からじっと覗いてきた。そうしておやじ連中の視線を感じながらチンポを扱き射精するのが気持ち良かった。もちろん中には、全裸でシャワー浴びてるところや全裸で寝てるところに声を掛けてくる強者もいたが、剛太郎にとっては、こういうオヤジが一番苦手だった。適当に話は進むが、『そこからどうせえっつうねん!』と毎回、そう思っていた。それよりまだましなのは、直接手を出してくるオヤジだった。剛太郎にとっては、見られるだけで十分なんだが、ご親切にも手を出して扱いて逝かせてくれるオヤジもいた。だが大多数が覗くだけのオヤジで、剛太郎にとっても願ったり叶ったりだった。

 剛太郎にとっての理想は、素っ裸でいるのが当たり前でない場所で素っ裸になり、それを覗かれることだ。しかも、できれば剛太郎のことをノンケとして覗いて欲しかった。何故なら、ノンケだと思うと覗くことはあっても、決して手を出して来ないからだ。そういう意味では、剛太郎にとって一番の天国は大阪の河川敷公園だった。100m程も河川敷公園内の歩道を走って見せれば、ランニングしてる人と、誰もが見てくれた。それ故、汗で濡れて気持ち悪いタンクトップを脱ぎ、薄手のランニングパンツだけで歩いても誰も不審に思わなかったし、剛太郎に興味を持ってくれるお仲間さんの中には、小便をする振りをして河川敷のトイレや芦原に降りると、覗きに付いて来てくれる奴らが結構いた。そして覗かれていることに気が付かない振りでチンポを扱いて見せると、さらに剛太郎の間近で覗いてくれた。1度は、芦原に降りる手前で素っ裸になって芦原に降りてゆくと、10人程のお仲間さんが付いて来た。そして剛太郎が芦原の真ん中で立ち止まると、すぐさま剛太郎を取り囲むように周囲に隠れ、剛太郎が扱いて逝く様を、葦の陰からじっと覗いてくれた。
 残念ながら、この島には河川敷のような野外の発展場はない。これまでに似たような川沿いの公園で、同じように行動したことがあったが、どうやらメインは便所か駐車場のようで、しかもそこに突然全裸で登場すると蜘蛛の子を散らすように皆がいなくなった。どうやら、自分から覗きに行くのは良いのだが、見せられるのは苦手なようだ。それ以来、剛太郎は覗いて貰えるよう、作戦を練り続けた結果が今のやり方だった。

「はっはん!やっぱあのオヤジ告げ口されたか!そらそうやわ、積極的なんはエエけど、相手見てせんと誰彼なしに手出したら、言われるって・・・。ワシの時も、いきなりチンポ握ってきよったもんなあ・・・(笑)いくらなんでも、びびったわ!」
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