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(妄想小説)素っ裸の労働現場 -長距離トラックで脱ぐ男 第5話 [妄想小説]

「くそっ!くそっ!くそ〜おおおっ!!!!!」
 清吾は、篤に呼び出されたトイレから荷受先に向かうトラックの中で、ハンドルを何度も殴った。ずっと好きだった勘太郎を篤に奪われた感じがした。しかも篤は、清吾に宣戦布告までしてきた。どうすれば、勘太郎を取り戻せるのか、自分のものにできるのか省吾は、運転しながら必死で考え続けた。
「くそっ、勘太郎がどMだって、何で気がつかなかったんだ・・・!篤が悪い訳じゃねえ!篤の方が、俺より勘太郎のことを、よく知ってただけなんだ・・・!俺がバカなんだ・・・!俺が一番悪いんだ・・・!もっと素直に本気で勘太郎にあたってりゃ・・・、ちきちょうっ!」
 清吾は行き場のない怒りをハンドルに叩き付けるしか、今は仕方なかった。

「おおおい、勘太郎!今どこだ?」
「浜松だっ!」
「ちょっと時間作れないか?」
「えええええええっ?時間押してんだよ!急ぎの用事か?何だ?ここじゃ話せない話か?」
「いっ、いや!それなら良いっ!また声掛ける・・・。くそっ!」
 惚れた弱みで、勘太郎に強く出れない清吾は、またハンドルを殴った。

「本当に、あいつ押しが弱えなあ・・・どSだろ?もっと、ガンガンに来いっつうだ!」
 勘太郎は、そう呟くと無線を取った。
「おおい、篤っ!また清吾の奴、ダメだった!本当、押しが弱えんだから・・・」
「清吾兄貴、それだけ勘太郎さんのこと本気なんすよ!俺の時なんか、ガンガンに無理矢理押し倒してきましたもん!(笑)」
「そうやってくれたら、すぐにでも落ちて、ケツ開いてやんのになぁ・・・。手の掛かる奴だなあ、仕方ねえなぁ・・・。直接ぶつかって荒療治するかっ・・・。篤、また手伝ってくれねえか?清吾の、お前への誤解も解きたいし・・・」
「いいっすよ!どうしたら良いっすか?・・・・なるほどっ、了解!んじゃ実行する時、また声掛けてください!」

「おおおい!清吾っ!今どこだ?」
「おおっ、勘太郎!勘太郎から連絡くれるって珍しいじゃねえか!今、静岡!」
「お前この間、何か時間くれって言ってただろ?30分ぐらなら何とか時間作れそうなんだけど、もう大丈夫なんか?」
「えっ?うっうん!出来たら逢いたい!」
「ならよ、愛鷹のスマート降りて、そっから・・・・・・・そうそう、そこにさ、小さなトイレだけのPAあんだ!そこ来れるか?」
「おっ、おう、了解っ!すぐ行く!」
 勘太郎は、前回、篤とのプレイを省吾に見せつけたPAで逢う約束をした。

 清吾が、例のPAに着くと、既に勘太郎の真っ黒なトラックが着いていた。運転席には勘太郎の姿はなかった。省吾は、緊張しながらトイレに向かった。トイレに着くと、勘太郎は珍しく作業着を着て、清吾が来るのを待っていた。
「おっ、おう!お待たせっ!」
「おう、清吾っ!で、用事は何だ?この後30分もしたら篤来るんだ!だから、それまでの間なら大丈夫だぜ!」
「えっ!篤が来るんか?」
「おうよ!お前の話聞いた後、篤とちょっとな・・・」
 この後、篤が来ると聞いて清吾の頭に、この前のシーンが浮かび上がった。清吾の握り締めた拳がプルプルと震えた。
「おっ、俺っ、お前の事が好きなんだ!」
「はっ、だから?だから何なんだよ・・・俺さあ、実はかなりのどMなんだ、しかも露出好きのド変態!だから、お前みたいに煮え切らない女々しい奴が一番嫌いなんだ!お前さ、言葉じゃあ男っぽいこと言うけど、その実、グジグジ、グジグジとして煮え切らねえし、女々しいじゃん!その点、篤は・・・」
 清吾は、勘太郎に飛びかかると、勘太郎を便所の床に押し倒すと勘太郎の作業着を引き裂き、素っ裸に剥いた。
「なっ、何すんだよ!」
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