生きる・・・ [日記]
ワシが、大人になって沖縄を印象づけた奴がいてます。
そいつとは、大阪の淀川の河川敷で出会いました。当時身長が、180cm近くで、体重が90kgぐらいあったんやなかろうか？ なんせ河川敷で目立つ存在でした。しかも、その頃高島屋のチラシのモデルのアルバイトしてるぐらい濃い顔の男前でした。
当然のこと、声を掛け、その後付き合いました。
ワシが、これまでで知ってる中じゃ、5本の指に入るぐらいの巨根の持ち主で、フル勃起すると、頭くらくらする時があるとまで言うてました。（笑）
その後、まだ若かったワシは、奴の淋しさをちゃんと理解してあげることができず、毎晩酔っ払っては、深夜に訪ねてくる奴を疎ましく思うようになり、別れました。
その数年後に、風の噂で、奴がどSとして若い奴を付き合ってるとか、バリタチやなんてのを聞いて、元気にやってるばかりか、そんな噂立てられるぐらい成長したんやと、少し嬉しく思っていました。そして、さらに数年後、堂山でばったり逢い、話をし、そこから時々一緒に酒飲むようにもなりました。
沖縄出身者の場合、いずれは故郷沖縄に戻りたいと思う奴が多いなか、なぜか奴だけは戻ることを極端に嫌がっていました、それでもワシらが沖縄に移住を決めて、いずれ年を取って、その気になったら、いつでもエエから沖縄おいで、一緒に暮らそうなんて話をすると、とても喜んでくれ、そしてワシらの沖縄移住を気持ち良く見送ってくれました。
先日、宮古島を訪れていた時、突然奴からメールが届きました。
「今日は、お店やってますか？
実は、なんでか今沖縄なんやけど…（笑）」
今日は、宮古島なんで逢えないけど、明日には戻るのでっつう返信をしました。
そして、わざわざ奴がGENTSに来てくれました。
GENTSの扉を開けて入ってきた奴は、ずいぶんを痩せこけ、髪の毛も眉毛もなくなっていました。
1年ほど前に、ガンが見つかり、お腹開けた時には、たくさんの場所に転移しており、胃を全摘したほか、多くの臓器を摘出しないといけない状態やったっつうことです。腎臓も悪くしとったため、抗がん剤も使える種類に限りがあり、医者に余命半年と宣告され、まだ元気に歩けるうちにっつうことで、逢いに来てくれたっつうことでした。
ワシは、奴の話を聞いて泣きました。すると・・・
「まだ、死んでないんやから、泣かんといてや！（笑） おっちゃんの笑った顔見に来たんやから・・・ んでも、ありがとうな」って言いました。
昔は、大酒飲みで、大食いやった奴は、自分はラムコークと少しだけ飲み、ワシらには、飲め飲めと、ぎょうさん酒進めてくれました。
そして、昔話や、友達のバカ話をして、大騒ぎしました。
翌日は、店の二人に無理言うて、休みをもらい、奴と南部の沖縄のきれいな風景の場所や、斎場御嶽などドライブしてきました。とても、気持ちのエエ天気で、風が気持ちエエ1日でした。
奴は、この気持ちのエエ風に吹かれて、このきれいな環境にいてると元気なると言うてくれました。
そして、まだ沖縄の北部に行ったことがないっつうので、次回は北部行こうっつうて約束して、またねっつうて大阪に戻っていきました。
空港に着いたっつうてメール送ってくれました。
「とにかく逢えて嬉しかったし、楽しかったです。ほんとにありがとう！ いっぱい沖縄の風と3人の兄貴から力貰えました。戦闘態勢整いました。またまだ頑張れる！
・・・・・
今、そんな清々しい気持ちです。ほんと、ありがとうね」
っつうメール貰いました。
こういうSNSの場に、こうした日記はそぐわないかもしれません。
実は、日記書きながら悩みました。
慰めの言葉が欲しくて書いた訳ではありません。しかも奴は、まだ死んだわけではありません。まだまだ必死で生きようとしてます。
こうして、一生懸命生きてる奴がいてます。人生は、1度っきりです。
誰もに、後悔する行き方して欲しくなくて、こうして奴のこと書きました。
そいつとは、大阪の淀川の河川敷で出会いました。当時身長が、180cm近くで、体重が90kgぐらいあったんやなかろうか？ なんせ河川敷で目立つ存在でした。しかも、その頃高島屋のチラシのモデルのアルバイトしてるぐらい濃い顔の男前でした。
当然のこと、声を掛け、その後付き合いました。
ワシが、これまでで知ってる中じゃ、5本の指に入るぐらいの巨根の持ち主で、フル勃起すると、頭くらくらする時があるとまで言うてました。（笑）
その後、まだ若かったワシは、奴の淋しさをちゃんと理解してあげることができず、毎晩酔っ払っては、深夜に訪ねてくる奴を疎ましく思うようになり、別れました。
その数年後に、風の噂で、奴がどSとして若い奴を付き合ってるとか、バリタチやなんてのを聞いて、元気にやってるばかりか、そんな噂立てられるぐらい成長したんやと、少し嬉しく思っていました。そして、さらに数年後、堂山でばったり逢い、話をし、そこから時々一緒に酒飲むようにもなりました。
沖縄出身者の場合、いずれは故郷沖縄に戻りたいと思う奴が多いなか、なぜか奴だけは戻ることを極端に嫌がっていました、それでもワシらが沖縄に移住を決めて、いずれ年を取って、その気になったら、いつでもエエから沖縄おいで、一緒に暮らそうなんて話をすると、とても喜んでくれ、そしてワシらの沖縄移住を気持ち良く見送ってくれました。
先日、宮古島を訪れていた時、突然奴からメールが届きました。
「今日は、お店やってますか？
実は、なんでか今沖縄なんやけど…（笑）」
今日は、宮古島なんで逢えないけど、明日には戻るのでっつう返信をしました。
そして、わざわざ奴がGENTSに来てくれました。
GENTSの扉を開けて入ってきた奴は、ずいぶんを痩せこけ、髪の毛も眉毛もなくなっていました。
1年ほど前に、ガンが見つかり、お腹開けた時には、たくさんの場所に転移しており、胃を全摘したほか、多くの臓器を摘出しないといけない状態やったっつうことです。腎臓も悪くしとったため、抗がん剤も使える種類に限りがあり、医者に余命半年と宣告され、まだ元気に歩けるうちにっつうことで、逢いに来てくれたっつうことでした。
ワシは、奴の話を聞いて泣きました。すると・・・
「まだ、死んでないんやから、泣かんといてや！（笑） おっちゃんの笑った顔見に来たんやから・・・ んでも、ありがとうな」って言いました。
昔は、大酒飲みで、大食いやった奴は、自分はラムコークと少しだけ飲み、ワシらには、飲め飲めと、ぎょうさん酒進めてくれました。
そして、昔話や、友達のバカ話をして、大騒ぎしました。
翌日は、店の二人に無理言うて、休みをもらい、奴と南部の沖縄のきれいな風景の場所や、斎場御嶽などドライブしてきました。とても、気持ちのエエ天気で、風が気持ちエエ1日でした。
奴は、この気持ちのエエ風に吹かれて、このきれいな環境にいてると元気なると言うてくれました。
そして、まだ沖縄の北部に行ったことがないっつうので、次回は北部行こうっつうて約束して、またねっつうて大阪に戻っていきました。
空港に着いたっつうてメール送ってくれました。
「とにかく逢えて嬉しかったし、楽しかったです。ほんとにありがとう！ いっぱい沖縄の風と3人の兄貴から力貰えました。戦闘態勢整いました。またまだ頑張れる！
・・・・・
今、そんな清々しい気持ちです。ほんと、ありがとうね」
っつうメール貰いました。
こういうSNSの場に、こうした日記はそぐわないかもしれません。
実は、日記書きながら悩みました。
慰めの言葉が欲しくて書いた訳ではありません。しかも奴は、まだ死んだわけではありません。まだまだ必死で生きようとしてます。
こうして、一生懸命生きてる奴がいてます。人生は、1度っきりです。
誰もに、後悔する行き方して欲しくなくて、こうして奴のこと書きました。
生きるって簡単じゃないですよね。
明日が来るのが当然と思ってる自分がとても情けなく思いました。今日から1日1日を大切に生き意味のある大切な何かと向き合いながら生きていきます。
人間は意味を持って生きる動物だからですね！
by てーすけ (2013-10-21 08:18)
最近自分は生きてるのではなく、生かされてるんだと思うことが多いです
、人は１人では生きていけないからです。
人生は表裏一体です、だからその日その日を大事にしたいです。
生きたくてても、それが叶えられない人達が世の中にはたくさんいます。
仕事で嫌なこともあります、怒られる時もあります、でも人との繋がりです、それも小さいですけど幸せなのかも知れません。
若い時の後悔は忘れられます、でも年を重ねてからの後悔は死ぬまで
引きずるような気がします、だから後悔しない様に頑張ります。
人は生まれた時から死を受け入れなけれならない宿命なんですね！
好き勝手なこと書きましたm(_)m
by samuson (2013-10-21 12:39)
>てーすけ君
奴の話が、少しでもてーすけ君の人生を充実したものにしてくれるとしたら、とても嬉しいです！
人は、誰でもいずれは死ぬ時が来ます。ただ、それを意識するかしないかで行き方違うと思うんです。
ワシも、ここしばらく忘れていました。
奴がそれを思い出させてくれました。
by 猪熊工務店 (2013-10-21 20:13)
>samusonさん
まさしく、その通りやと思います。
人は、必ず誰しもいずれは死にます。
ただ、そのことを忘れがちなんすよね・・・
ワシも、この年齢っすから、残りの人生充実したものにして、
少なくとも奴には負けない行き方したいと思います。
by 猪熊工務店 (2013-10-21 20:16)