SSブログ

(妄想小説)露出の方法…後藤慎治の場合 その2 [妄想小説]

 階下のダンスフォロアーでは、相変わらずノリの良い曲ががんがんに掛かっているが、この場所だけが、妙な静寂に包まれていた。男達の漏らす吐息とあえぎ声だけが響いていた。周りを取り囲む大勢の男達も、事の成り行きを息を殺して見つめ続けた。
 慎治は、妙な高揚感を感じていた。大勢の男達に囲まれ見つめられる中、全裸でチンポを扱き続ける。皆の目が、自分のチンポに集中しているのが、恥ずかしいと同時に興奮させてくれた。
(もっともっと、よく見てくれよ!俺のこのいやらしい姿を、もっとじっと見てくれよ・・・)
 それは、慎治にとっては、初めて感じる興奮だった。もう、それだけでチンポの根元に子種が集まり、ふつふつと煮えたぎり、今にも逝きそうになった。こんなにすぐ出したらもったいない、もっともっとみんなに、俺の嫌らしい姿見て欲しい。慎治は、必死でチンポの根元を締め、耐えた。
 和田など3人が、1m程飛ばして先に逝った。残ったのは、慎治と松村だった。シルバーバックのように、ムキムキのガタイに、厳つい顔をした慎治と、鍛えられたガタイをしてはいるが、脂肪の少ない締まった身体に、端正な顔立ちの松村。2人の戦いを、女王様も周りの観客達も固唾をのんで見守った。
「ゴリラ坊や、ジャニーズに負けるなよ!」
「格好いい先輩、ゴリラなんかに負けないで!」
 2人を応援する声が響いた。
「飛〜ばせ!飛〜ばせっ!」

「だめだっ、逝くっ!」
「ちくちょーっ、逝ってしまう!逝くっ!」
 ほぼ同時に2人は逝ってしまった。2人の飛ばした汁は、向かいの壁まで飛んで、濃厚な臭いを漂わせながら、ダラダラと垂れた。 甲乙付けがたい結果だった。

「皆逝ったみたいね。逝った後でも、ちゃんと勃起するようじゃないと私の相手勤まらないわよ!ほらっ、1人ずつ来なさい。扱いて上げるから、またすぐ復活できるか、それと持ち物の太さ確認するから・・・」
 逝った順番に1人ずつ呼ばれ、女王様の前に行く。おおぜいの観客の前で、女王様に扱かれ、観察される。松村が先に呼ばれた。そして最期が、慎治だった。女王様に扱かれ、太さを確かめられる。その様子を大勢の客が固唾をのんで見守っていた。慎治は、そのことだけで、チンポが勃起し始め、女王様に呼ばれる前から、チンポがビクビクと腹を打っていた。

「あんた、本当は誰かにエロい姿見られて興奮するタイプだね。それも、見てくれるなら男でも女でも、年寄りだろうが、子どもでも良いっていう根っからの露出狂だね・・・。私とやりたくてやった訳じゃない。みんなに見て欲しいからやったんだよ。この中じゃ、一番チンポでかくて私好みだけど、あんたは別の世界行った方がいいよ!だから、今回は許してあげる。さあ戻りなさい!」
 女王様は、周りの客達に聞こえないように、慎治の耳元でそう囁くと元の場所まで戻るように指示した。
 一瞬、言われた言葉に驚き、言葉を返そうとしたが、女王様が許さなかった。

「こんだけのガタイした男が揃いも揃ってるのに、こんだけなの? 仕方ないわね・・・あんた来なさい!」
 同期の松村が呼ばれた。
「ええっ、サイズと飛びなら、慎治君が一番なのに・・・あんた、顔で選んだでしょ!」
 英太君が冷やかした。

 慎治は、混乱していた。松村に負けたことじゃない。何度も、女王様の言葉を反芻していた。
『あんたは、見てくれるなら男でも女でも、年寄りだろうが、子どもでも良いっていう根っからの露出狂だね』
 それまで、誰にもそんなことを言われたことはなかった。確かに、あの大勢で見られている中で、射精した瞬間は、気を失う程気持ち良かった。できれば、もう1度とは、思ったが・・・。アルコールで麻痺した頭に、その言葉だけが、グルグルと何時までも回り続けた。

 そして、それから慎治の生活は、すっかり変わった。見られることを意識し、ウエイトトレーニングの量を増やし、身体を鍛えた。また着る物も、なるべく見られることを意識し、透け透けでピッタリと身体にフィットしたものか、逆にダブダブで、隙間だらけのものを選ぶようになった。
 そして、それから6年過ぎた今でも、透け透けで、結構着古した白や黄色、オレンジ、水色など薄い色ののスパッツを身につけて授業するのが慎治のお気に入りだ。ただ、高校の教師という立場上、それ以上のことはできなかった。それが故に全裸でいても誰もとがめない銭湯に通うのが日課になった。

 銭湯では、兎に角慎治は目立った。ただでさえデカいガタイに、タオルで股間を隠さず、でかいチンポをぶらぶらと揺らして歩く姿を、誰もが見つめてきた。サウナでは、一番目立つ場所で、大股開きで、じっと目を閉じ、暑さに耐えた。その間中、回りの客達が慎治の全裸姿やチンポを覗き見てくれた。風呂も、湯船にはあまり浸からず、湯船に浸かっている客達みんなに見られやすいように、湯船の縁にこれ以上無い程足を広げて座った。ほとんどの客達が、ちろちろと盗み見るように慎治の身体と股間を覗きみてきた。慎治は、それだけでチンポが勃起してくるのが判った。完全に勃起してしまうと、突然気がついたように、ナイロン製の幅の狭い薄く透けたタオルを股間に乗せたが、慎治の勃起は、丸出しにしてるのと変わらなかった。そしてタオルに隠した勃起チンポをこっそり覗いてくる客がいると、片足を僅かに上げたり、タオルを上にズリ上げたりして、よく見てもらえるように細工した。

 そんな慎治に、湯船やサウナの中で、こっそりと手を出してきたり、慎治と同じように勃起させて見せつけてくる男達もいたが、やんわり手から離れたり、相手の勃起を無視し続けると、それ以降は誰も手を出してこなくなった。それこそが慎治の願っていたことだ。兎に角慎治は、誰でも良いからいやらしい姿を見て欲しいだけなのだ。本当は、みんなの前で、勃起したチンポを握り締め、ザーメンをぶっ放すいやらしい姿を見られたい。だが高校教師という立場上、さすがに皆の前で抜くことは出来ない。大抵は、その日銭湯で覗かれたことを思い出しながら、扱いて果てた。少しの欲求不満は残るが、それも仕方ないと諦めていた。ただ多くの客に覗かれ、あまりに興奮しチンポから先走りが垂れ始めると、溜まらずトイレに駆け込み、個室に入ってチンポを扱いた。その時も、鍵をかけ忘れたふりをして、扉を少し開けておくのが常だった。(終わり)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。