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(妄想小説)マンコ先輩 第5話 [妄想小説]

 俺は、思い切って姉に電話をし、先輩との模擬デートを頼んだ。4歳年上の姉は、都内の某一流企業でOLしている。まあ昔からもてたから男経験も豊富だし、ちと男勝りで、頼れる姉御って感じの奴だ。ジャニ専で、2枚目好きなのが祟ってこれまで男運は最低だった。

「あんた、こう見えて、ちったー名前がしれた会社のOLよ!しかも、同期の中じゃ、男連中さしおいて出世頭だし!引く手あまたなの!ただ回りに、私に見合う男がいないだけなの!」
「いや、だから付き合ってくれとは言ってないじゃん!女知らない先輩だからさ、女の扱い方を教えてやって欲しいんだよ!それに、ガタイは良いし、タフだし、俺の知ってる中じゃ、一番ってぐらいチンコデカいし、ちゃんと仕込めば、きっと良い仕事するようになると思うんだよなあ・・・」
「はあっ・・・?」
「そう!そう!姉ちゃん好みに仕込んで、セフレぐらいで適当に遊ぶには、ぴったしだと思うんだよね・・・。んで、ラグビーの世界じゃ名が通ってるから、将来有望だし、連れて歩くには良いかと思うけど・・・」
「何バカなこと言ってんのよ!んでも、仕方ないわね・・・じゃあ、1度逢ってみてあげるわ。結論は、それからよ!」
「恩に着ます!じゃ、明日大丈夫?」




「ええええっ?お前のお姉ちゃんとデート?どうせ、お前みたいにモテない不細工なんだろ?」
「おいっ!んでも、デート明後日っしょ!だから予行練習!模擬デートって奴っすよ!俺の姉ちゃんだと思ったら、そうそう緊張もしないっしょ?姉ちゃんも男の扱い慣れてるから、きっとリードしてくれるし。まあ取り敢えず逢ってみましょうよ!」
 そう言って、嫌がる先輩を無理矢理待ち合わせ場所に連れていった。

「ごめんなさい!今日は、弟と待ち合わせなの・・・また今度ね・・・」
 待ち合わせ場所に行くと、相変わらず姉貴の回りには、大勢の男達が集まっり、口説いていた。
「あっ!来た!じゃあね!」
 そう言うと姉貴が、こっちに歩いてきた。回りにたかっていた男どもも、ゴリラみたいな体格の男二人が連れだって登場してきたのに驚き、尻込みしていた。そのうちの一人が先輩に気づいた。
「あっ!あれって福井慶吾じゃね?確か今年、全日本ラグビーに選抜された・・・」
「えっ?福井慶吾のお姉ちゃんだったのか?????」
「いや、いや!まさか!もう一人の方の姉貴じゃね?????」
 男達の、囁きを後ろに、近くのカフェに入った。

 実は俺の姉貴って、町でモデルやタレント事務所にしょっちゅう声掛けられるぐらいの美貌の持ち主なんだよなあ・・・。本当は、がさつで男勝りの性格してるんだけどさ。その上、某有名国立大卒業してる頭脳の持ち主だし・・・。
「先輩!これうちの姉貴!」
 目の玉飛び出しそうなぐらい、驚き!俺と姉ちゃんとを見比べてる先輩!
「姉ちゃん!これが、うちの先輩!」
「ふ〜ん、有名なんだ・・・。まあ身体は、合格ね!確かに、2枚目には、ほど遠いけど、まあ可愛い顔してるじゃん!」
「先輩!大丈夫?こんなんだけど・・・」
 うん!うんと何度も頷く先輩。
「姉ちゃん、じゃあ、よろしく!女の扱い仕込んでやって!」
「まあ、ここまで来たら、乗りかかった船だ!いっちょ、仕込んでやっか!」
 姉貴は、そう言うと先輩の腕を掴むと、先輩をグイグイ引っ張り、夜の闇の中に消えていった。
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