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(妄想小説)Gemini -二価染色体 第23話 ▷SMクラブ日記 その1 [妄想小説]

 男達の性を相手に商売する。ファッションマッサージや、ソープなどこれまで経験はしたことなかったが、一応そう言ったことについての知識はあった。だが、誠次郎の日記に書かれていた場所は、誠一郎の想像だにしていない場所だった。男のためのSMクラブ。
 その店は、昔っからの繁華街ではあったが、もう今では新しいエリアができ、昔ながらのレトロな繁華街として高齢者が多く集う場所にあった。事前に連絡を入れどんなことをするのかを聞いた。基本的には数名いるスタッフの中から、相手を選び、自分のやりたいこと、やられたいことの希望通りにプレイしてくれると言うことだった。ただ月に1度、公開調教というイベントがあり、その時には、希望者全員が見ている前で、希望に添った責めが受けられると言うものだった。
 参加するには、事前に予約が必要とのことだったので、名前と年齢、そして身長・体重と、連絡先を告げて、次の開催日の予約を入れた。

 イベント当日、訪ねていった場所は、雑居ビルの2階にあった。受付で、名前を言い参加費を払うと、いくつかの質問の書かれた紙が渡された。質問内容は、SM以外のSEXにおいて、タチなのかウケなのかから始まり、これまでの男女経験や、オナニーについて、いつ覚え、現在の頻度やズリネタなどの一般的な性についてが聞かれた後、今日はどういうプレイを希望し、どの程度の経験がすでにあるのか?という感じの内容だったので、これまで経験したことがないこと。未経験故に、どんなプレイがあり、自分がどうされたいのかさえ判らないと答えた。そして最期にプレイ中の事故に関して、責任を負わないことに了承する旨の署名をするように言われサインした。受付が終わると、5番の番号のついたステッカーを渡され、この後シャワー室で浣腸しケツをきれいにした後、ステッカーを右肩に張り付けるように言われた。

 プレイ室に入ると、部屋の中に建設用の足場が組まれ、そこに滑車がぶら下げられていた。その滑車の下にベンチが置かれ、床の上は、ビニール素材のシートで覆われていた。また左右の壁には、鞭やロープ、ディルドなど原さんの蔵にあったようなたくさんのSM道具がつり下げられていた。イベント開催時間になると、10数人の男達がプレイ室に集まって来た。高校生かと思われるような若物から、オヤジまで、体型も様々で、華奢な細い奴もいれば、でっぷりと太った奴もいたが、半分程は、少なくとも身体を鍛えていると思われる男たちだった。
 開催時間になると、受付の兄ちゃんが出て来て、注意事項と、これからの段取りを皆に伝えた。特に万一の事故についての責任と、プレイ順番は、プレイ内容によって、順番が変わるので、番号を呼ばれたらすぐに中央にでるよう念を押された。
 まず1番の兄貴が呼ばれた。ウエイトトレーニングで鍛えてた身体に少し脂肪が乗った感じで、エロいガタイをしていた。ベンチを跨いで立つように言われ、ますは全身がロープで拘束され、後ろ手で縛り上げられると、滑車にロープが掛けられ、男の身体がうつぶせの状態で徐々に宙に浮いた。そして男の乳首に重りの突いたクリップが挟まれ、数度鞭打たれた後、ケツにディルドが挿入され、電動マッサージ器で、ケツのディルドとチンポを責められた。はじめて間近で見るSMプレイだったが、誠次郎のDVDと比べると、どうしてもエロさに掛けるような気がして、誠一郎は興奮も勃起もできなかった。男達は、次々と釣られ、鞭打たれ、ローソクを垂らされ、最期は皆の見ている前で、扱かれザーメンを飛ばした。次々に番号が呼ばれて行ったが、誠一郎の番号はなかなか呼ばれなかった。
 後残り3人になったところで呼ばれた兄ちゃんは、真っ黒に日に焼けたマッチョだった。両手を拘束され、足を左右に引き裂かれると、履いていたケツ割れがハサミで切り裂かれた。ぼろ切れとなったケツ割れの中から出て来たのは、隆々と勃起した真っ黒いチンポで、亀頭の先には、金属製のリングが嵌められていた。
 ケツに大きめのバイブレーターが仕込まれ、スイッチが入れられると勃起したチンポの先から、トロトロと先走りが垂れ始めた。
「ぎゃあああああっ!」
 勃起したチンポが鞭打たれると男は悲鳴を上げた。何度か、チンポが鞭打たれ、萎えてきたところで、チンポにもバイブレーターがガムテープで固定された。ケツとチンポ両方のバイブ責めにマッチョの目がトローンとしてきたところで、男達がマッチョの胸や乳首に安全ピンを通した。10本ほどの安全ピンが乳首や亀頭の付け根、金玉などに付けられた。
「さあ、見てるだけじゃあ退屈でしょうから、どうぞこのド変態野郎を好きに嬲ってください!それがこいつの願望ですから、お好きにどうぞ!ただし、チンポを扱くことだけは止めてください!そうじゃないと、すぐに終わってしまいますから・・・(笑)」
 スタッフが、そう来客に言うと、みながマッチョのところに近付き、安全ピンを引っ張ってみたり、ケツに指を突っ込んでみたり、亀頭の先のリングに重りをぶら下げたりして、マッチョを嬲り始めた。そして、5分ほど、皆に弄くり回されている最中に、マッチョが声を上げた。
「ああっ!もうダメ!逝きそう・・・。逝っちゃうッ!逝っちゃうよ!」
 手も触れられていないのに、マッチョ兄ちゃんは、ザーメンを飛ばした。
 後残されたのは、誠一郎と、40代と思われる、これまた鍛えた兄貴だった。その兄貴が先に呼ばれた。誠一郎は、もしかするとスタッフが、うっかり誠一郎のことを忘れてしまったのではないかと心配になってきた。
 40代の兄貴は、両足首を鎖に繋がれると、ベンチの上に仰向けに、観客にケツが向いたままで寝かされた。そして、電動滑車がじゃらじゃらと音を立てながら兄貴の足を左右に引き始め、身体が浮く寸前で止まった。
「さあ皆さん、こいつの周りを取り囲んでください!もちろん特等席は、ケツ側です。こいつは、ケツしか使えません。その代わり、こいつのケツは何でも飲み込む、欲張りなケツです」
 スタッフは、そう言うと手にゴム手袋を嵌め、クリームでヌルヌルにすると、いきなり男のケツに腕を突っ込んだ。
「ほらっ、特に前準備でケツの穴を広げておかなくても、こいつは腕ぐらいならスルスルと飲み込みます。おら、お客さまに特技を見せてみな!」
 スタッフが、激しく腕を出し入れし始めた。そして、いきなり腕をズボッと抜いた。
「がああっ!だめっ、漏れるっ!!!!!」
 そう言いながら兄貴は、小便を吹き上げた。
「おらっ、もう1回だ!」
 また、腕が突っ込まれると、激しく抜き差しされ、いきなり抜かれた!
「漏れるっ!漏れるっうううう!」
 何度も小便を吹き上げさせられ、全身自分の小便まみれになりながら兄貴はゼイゼイと息を荒げた。
「ほんと、体力ない奴だぜ!まあ俺たちも、お客さん達も、いい加減お前の潮噴きには飽きてきたから良いけどさ!んじゃ、最後は逝かせてやるよ!」
 スタッフは、再度兄貴のケツに腕を突っ込むと、今度は抜き差しせず、グリグリと腕を左右に捻り始めた。
「がああっ!良いよ!良いよっ!逝きそうだよ!逝きます!逝きますっ!逝くっ!」

「最後5番の方。お待たせしました。さて、皆さん!ご覧の通り、鍛え上げた身体をし、股間もデカそう、しかも男臭いこの兄貴のどこにそんな願望を隠し続け、ここまで来たのか・・・。実はこの兄貴、今日がSM初体験です。犯されたいとうちの店を訪ねてきました。なんせ未経験者ですから、すぐに泣きが入るかもしれません。意外に頑張ってくれるかもしれません。この後の調教で、吉と出るか、凶と出るかは皆さんの運次第です。まあ、それでもこれだけ男臭い男が、ワンワン泣き叫び、泣いて許しを請う姿を見るのも一興じゃないですか?または、逆に調教され兄貴がどMに落ちて行く様をじっくりと見ることができるのか?今から、初調教を始めます」
 スタッフのそう紹介されると、見ていた男達の中から、拍手が沸き起こった。
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