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(妄想小説)僕たち少年探偵団 第1話 [妄想小説]

「だ〜いちゃん!遊ぼ!」
「は〜い!ちょっと待ってて!」
 近所に住む同級生のこうちゃんが、誘いに来た。
 だいちゃんとこうちゃんは、幼稚園からの大親友だ。そんな二人が最近嵌まっているのが、探偵団ごっこ。テレビで少年探偵団のドラマを見てから、少年探偵団に憧れた二人は、みんなに内緒で、少年探偵団を結成した。そして学校から帰ると、町の平和を守るためパトロールに出かけた。

「そう言えば、最近時々学校の裏山で、男の人が女の人を虐めて泣かせてるらしいよ!この前、かっちゃんが見掛けたんだって・・・」
「えっ、そうなの?じゃ、さっそく探偵しなきゃ!」
「ええええっ、本当に行くの?大人の男の人だから、怖いなあ・・・」
「大丈夫だよ!ほらっ、今日はピストル持ってきたから!」
 そう言うと、だいちゃんがプラスチック製の水鉄砲を自慢げに差し出した。
「あっ、格好いいっ!ピストルあるなら大丈夫だね!じゃ、行こう!」
 二人は、学校の裏山に向かった。

「誰もいないね・・・」
「やっぱり、あの噂は間違いだったのかな????? かっちゃん見たって言ってたのに・・・」
「もう少し探偵して、居なかったら、いつもの秘密基地でおやつ食べよう。お母さんが作ってくれたビスケットあるんだ。こうちゃんの分も持って来たよ!」
「やった〜っ、パトロールは疲れるからね!秘密基地行こうっ!」

 裏山の雑木林の中、頂上の展望台に続く、車一台がやっと通るほどの林道から、雑木林の中に分け入った場所に二人の秘密基地があった。そこで、だいちゃんのお母さんが作ってくれたビスケットを食べていると・・・
「あれっ、ちょっとこうちゃん静かにして!女の人の声聞こえない?????」
「えええっ、聞こえないよ!」
「ほら、なんかアンアン言ってるよ・・・」
「あっ、本当だ!被害者の女の人かな?????」
「よし、おやつ終了!行ってみよう!」
「えっ、だいちゃん怖いよ・・・」
「大丈夫!今日は、探偵するだけで、逮捕しないから・・・」
 そう言うと、二人は声のする方に近づいていった。

 二人がおっぱい岩と呼んでいる岩に登ると、岩の反対側の平になったところで、女の人の上から男の人が覆い被さっていた。男の人は、ズボンを膝まで下ろし、女の人のスカートをまくり上げ、腰を押しつけていた。しばらく押しつけていると、今度は、二人は抱き合い、女の人が男の人の上に跨がった。その様子を、じっと覗いていると、岩の右側の大木の影から若いお兄さんが覗いているのが見えた。
「こうちゃん!右見て。僕たちみたいに覗いてる人がいる!もしかしたら、本物の探偵かも・・・」
「あっ、本当だ!探偵さんも、調査しているのかも・・・一緒に捜査協力してもらおう!」

 二人は、音を立てないように、こっそりと岩を降り、右手にあった大木に近づく。
近づくと、お兄さんは、ズボンを下ろし、チンチンを扱いていた。

「お兄さん。探偵ですか?僕たち少年探偵団です。捜査協力します!」
 突然現れた二人に、お兄さんは、びっくりして声を上げようとしたが、二人にシーっと言われ、思わず両手で口を押さえて声を消した。
 お兄さんのチンチンがプルると震えた。

「お兄さん。ここよりもっとよく見える場所があるの。ちょっと来て!こっち、こっち・・・」
 慌てて、ズボンを引き上げたお兄さんは、二人に手を引かれ、おっぱい岩の方に静かに回り込んだ。上からも良く見えるけど、この2つの岩の間に潜り込めば、更によく見えるはずだよ!僕たちだったら二人潜り込めるけど、お兄さんなら、一人しか無理かも・・・僕たちは上から捜査しますから、お兄さんはここから捜査してください!言われたとおり、2つの岩の間には大人1人が潜り込める隙間があり、潜り込むと、反対側まで出れそうだった。
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