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(妄想小説)露出体育教師…第1話 中学時代 [妄想小説]

 別に露出することが好きな訳でもなかった。ただ、 熊谷啓二郎が男に興味を持つきっかけになったのが、中学生の時、自宅の向かいのアパートに住む男のオナニーを覗いたことだった。

 あれは、啓二郎が丁度中学1年の夏休みのことだった。通りを隔てた向かいに小さなアパートが建っていた。夏休みの水泳部の部活の後、いつもより遅く自宅に戻って来た啓二郎は、普段気にもしていなかったが、向かいのアパートの1階の丁度啓二郎の部屋の正面にある部屋のカーテンが開いていることに気がついた。向かいのアパートは、かなり古い木造の建物で、道路に沿って人の背丈ほどのコンクリートブロックで囲まれており、しかも敷地内の庭には、たくさんの樹木が植えられていたことから、普段通りからは、中がまるで見えることはなく、小さい頃から、当たり前にあった建物だったので、気にしたこともなかった。
 それがその日に限って、部活で扱かれかなり疲れていたこともあり、また夏休みの宿題にそろそろ取りかからないと間に合わない時期だったこともあり、宿題の山を眺めた後、ため息交じりにふと外を眺めた時、視界の隅に裸で部屋の中を歩き回る男の姿が目に入った。
 男子校だったが故に、部活や学校生活の中で、同世代の男の裸は見慣れているし、特に興味を持ったことなどなかったが、その男の履いているきわどい真っ赤なビキニが目に付いたせいのか、若しくはボディービルダーのように見える張り出した胸や丸太みたいな太腿、漫画のポパイのような二の腕、身体って鍛えるとここまで大きくなるのかと思わせるほどデカい筋肉を持つ身体のためか、それとも普通の状態とは思えない股間の盛り上がりのせいなのか、また逆に見下ろしている分、男の顔だけが見えないもどかしさ故なのか、妙に気になってしまい、つい覗き込んでしまった。
 男からは、屋根の庇と目の前の樹木のしか見えないからなのか、啓二郎に覗かれていることも知らず男は、真っ赤なビキニ姿のまま、縁側まで出るとタバコに火を付け、のんびりと一服しているようだ。時々、股間の盛り上がりを確かめるように触ったり、撫でたりしている姿も、特に警戒している感じもなかった。ゆっくりとタバコを吸い終わると、一端部屋の奥に入った男は、手に何かをを持ってくると、左の壁際にあるテレビの下の器械を操作すると畳の上に、寝転んだ。
部活の仲間達と、男の性について話を聞いて知ってはいたが、まだオナニーの仕方も知らなかった啓二郎は、これから何が起こるのか、男が何を始めようとしているのか、想像はできたが、実際どういう行為なのか、これまで頭の中の知識だけで空想していたことが、今目の前で始まろうとしていることに気がつくと、いきなり心臓がドキドキし始め、男から目が離せなくなってしまった。
 何度か、片手でリモコンを操作していた男が、リモコンを横に置くと、おもむろに右手でビキニの上から股間を撫でだした。しばらく撫でたり、揉んだりしていた男が、腰を浮かしたと思った瞬間、あのきわどいビキニを脱ぎ捨てると、これまで啓二郎が見たこともないほど膨らみでかくなった男のチンポがぶるんと飛び出してきた。これほどいきり立ちずるむけのチンポを、啓二郎は目のしたことがなかった。
 しばらくは、そんなチンポを弄くり廻していた男が、右手で握り締めたかと思うと、ゆっくり上下に動かし始めた。そして、次第にそのスピードが上がり、何十回となく激しく扱きたてたかと思うと、突然男は手の動きを止めた。その瞬間、男のチンポの先から、小便とは違う、もっと粘りけのある白い液体をドぴゅっ、ドぴゅっと、数回飛ばした。
 気か付くと、啓二郎自身も、男同様、チンポを扱きたて、男とほぼ同時に果てていた。

 あの日以来、学校から帰るとその男の部屋を覗くことが日課になった。ただ、あの日以来、男がきわどいビキニ姿で、部屋を彷徨く様子や、縁側でタバコを吸う姿を見ることはできたが、あの日のように、窓全開で、オナニーする姿を覗くことはできなかった。それでも、啓二郎は、もっとアップで見たくて、親に強請って、それまで興味もなかった星空観測用にと天体望遠鏡を買って貰ったり、間近で見たくて、何度となく男の住むアパートに侵入してみたりもした。ただ、残念ながら、次の年の春には、あの部屋から男はいなくなってしまった。
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