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(妄想小説)新 桃太郎伝説…その2 [妄想小説]

 小学4年生の夏。犬介が、秘密基地作るのに良い場所見つけたと家に呼びにきた。表に出ると、もうすでに雉雄も、猿造も集まっていた。
 お父さんが手作りのクッキーとお茶を持たせてくれた。
「駅の向こう側に竹林があるじゃん。あの中に良い場所見つけたんだ!」
「ええっ、でも駅の向こうに行こうと思ったら、随分遠回りしなくちゃだめじゃん・・・」
「それがさ、石材所のとなりの水路伝っていくと線路の下くぐれるの、しかもちゃんと濡れないように歩けるとこあるんだよ!」
 さすが犬介は、鼻が効くのか、町中のありとあらゆる場所の情報に詳しい。
 石材所の中を通り抜け、水路に降りると、犬介の言うとおり、両側に30cm幅の段があり、水の少ないこの時期なら濡れずに線路の下をくぐり駅の反対側に出られた。そこから水路の土手を上ると目の前が竹林だった。小高い丘の斜面にそって広がる竹林。犬助の後をついていくと丘の斜面の途中に少し窪んだ場所があり、すぐ横の岩に竹を立てかければ、4人が充分入れる小屋が完成した。

 桃太を中央に岩を背に、並んで座り、お父さんが持たせてくれたクッキーを食べ、お茶で渇いた喉を潤すと、昨日見たテレビの話や、漫画雑誌のヒーローの話など、いつものたわいもないおしゃべりを楽しんだ。

「ところでさ、実は今日はすごいもの持って来たんだ!」と突然、猿造がリュックからある本を取り出した。
 猿造のお父さんは、医者で6人家族。末っ子の猿造のほかに、4人の男ばかりの兄弟がいた。
「高校生の敏夫兄ちゃんが、こっそり押し入れに隠してるエロ雑誌持って来た。第二次成長期って知ってる。僕たちぐらいの歳になると、子どもから大人になるために身体が変化してくるんだって。女の子だとおっぱいが膨らんできたり、よく判らないけど、生理ってのがあるらしい。男は、腋とかチンチン周りとか手とか足とかに毛が生えてきて。射精ってのができるようになるんだって・・・」
「えええっ、毛が生えるの嫌だなあ・・・」
「んでも、この中じゃ桃太が一番からだが大きいから、毛が生えるとしたら桃太が一番最初だろうな!もしかすっと、もう生えてたりして・・・(笑)」
「ええっ、まだ生えてないよ!」
「嘘!ウソっ!否定するところが怪しいなあ、嘘つきは泥棒の始まりだよ!んじゃ、証拠見せて!」
「いいけど、もし生えてなかったら、皆も証拠見せてよ!」
 そう言うと、皆が興味津々で見つめる中で、桃太は半ズボンと一緒にパンツを膝まで下ろした。
「ねっ、生えてないだろ!」
「毛はまだだけど・・・。桃太君のチンポ、お父さんみたいにずるむけだ!それにお父さんより大きいかも・・・」
「お父さんと父が、お風呂に一緒に入る度に剥いてくるんだよ。男は剥けるようになったら、剥き癖つけなきゃだめだとか、剥いていつも清潔にしとかなきゃだめだとか言って、ずっと剥いて洗われるだ。すごくくすぐったりから嫌なんだけど・・・」
「すごいなあ・・・。でも、これだったら射精できるかも・・・」
「何、射精って?」
「任せて、いっつも兄ちゃん達がやってるの覗いて見てるから、やり方判るから・・・。桃太、この雑誌見てて・・・」

 桃太が、表紙を開くとそこには、素っ裸の男と女がキスしたり、抱き合ったり、女の人がチンチンを咥えたり、股の間に挟んだり、押し合てたり、お尻の穴とは違う、別の穴に入れたりしている写真集だった。
 それを見てると、いきなり猿造が、桃太のチンポを握ってきた。
「桃太君、恥ずかしがらないで、うちの兄ちゃん達、みんな気持ち良さそうにしてるし、大人になると誰でもそうするらしいから、くすぐったくても、ちょっと辛抱して!」
 そう言うと、両手でもう1度握りなおし、上下に扱きだした。

 桃太は、あまりに皆が桃太のチンポを見つめるものだから、なんだか照れくさくて、皆を見ないように雑誌をじっと見つめた。雑誌のいやらしい写真の中でも、見慣れない女の裸より、いつもは見慣れたはずのお父さんや父みたいに逞しい男達だったが、いつもならだらりと垂れ下がったチンポがふくれあがり真上に向かってピンと立ってる姿を見ると、少し心臓がどきどきして、チンチンがムズムズしてきた。
「おおおおおおおおおおおっ!大きくなってきたよ!こうなることを勃起って言うんだって・・・。よし、よし、こんな感じ・・・。でも桃太のチンチン大きいから疲れる。誰か変わって・・・」
「ほいよ!」
 そう言って、今度は雉雄が、桃太のチンチンを握ると上下に動かし始めた。
「猿造、これでいいの?んでも、桃太のチンポ、ドキドキしてて、暖かくて握ってても気持ちいいなあ・・・。どう、桃太、気持ちいい?」
「なんか、恥ずかしいけど、ちょっとムズムズして気持ちいいよ!」
「雉造、疲れたら、次は俺な!いつでも言ってよ!」
 犬介がすぐそばで、すぐにも握ってみたいのか、両手を突き出して構えて待っていた。
「ほい!交代っ!」
「よし、まかせて!ほんとだ、暖かくてドキドキしてる・・・」

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