SSブログ

(妄想小説)新 桃太郎伝説…その6 [妄想小説]

 そして当日、夏休みの宿題をみんなでするという口実で、公園に一番近い、犬介の家に集った。実家の離れが犬介の部屋だったこともあり、決行するまでは、綿密は打ち合わせができた。犬介の部屋を出るとバラバラの方向から公園に向かった。そして、それぞれの持ち場についた。
 なるべく目に付くように、桃太はキャップを目深に被り、タンクトップに、一番股間がもっこり見える白のスパッツを下着なしで履き、先輩が襲われたトイレ近くのベンチに座って、人待ち顔で、股間を弄りながら、その時を待った。
 何人もの男達が、桃太に近づいて来たり、声を掛けてきたが、誰も犯人に近いタイプではなく、やんわりお断りした。中に1人しつこいじいさんがいて、しつこく桃太の股間を触ってきたが、それもなるべく丁寧にお断りした。

 深夜1時を過ぎて、人通りが少なくなってきた。そろそろ先輩が襲われた時間だ。ぼんやりと前を見ているふうを装いながら、後ろの気配にも注意し続けた。

 これまで犯行が行われた1時をとっくに過ぎ、2時も回ろうとしていた。
 本当なら、2時になった段階で、犬介が、その後30分過ぎたところで、雉雄が、最期に猿造が、桃太の近くを巡回に来る予定だった。その気配がない。怪しい。もしかするとすでに犯人に自分たちの行動を見透かされているのかもしれないと桃太は緊張した。皆が無事なことを祈りながら、終了の3時まで待った。時計を見るともう3時だった。一応、誰も来なかった場合、このまま犬介の部屋に戻ることになっていた。不安がよぎるが、もう1度時間を確認しようと、時計に目を落とした時だった。いきなり、後ろから来た奴に、首を絞められてしまった。格闘技経験者なのか、締め方が手慣れている。反撃を試みるが、どれも交わされ、逆にどんどん閉まって行く。このままでは気を失ってしまう。作戦では、この時に皆が出てくるはずだが、誰も助けに来ない。やはり事前にやられた可能性がある。落ちる前に、何らかの痕跡を残さないと、スパッツの両ポケットに忍び込ませた粉を右手の分を相手の顔と思われる部分に投げつけ、左手は少しずつ粉が落ちるように隙間を作りながら、その場で気を失った。

 気がつくと、どこかの小屋の中で、素っ裸にされ、鎖で天井からつり下げられていた。両足も開かれた状態のまま拘束されている。引っ張ってみるが、じゃらじゃらというだけでビクともしなかった。その時、鬼の面を被ったビキニ1枚の男が部屋に入ってきた。
「ほう、ようやくお目覚めかね・・・手こずらせやがって・・・」
 身動きとれない以上、下手に抵抗するより体力を温存して、少しでも相手の情報を知ることが先だ。
 窓から入る月明かりの中で、なるべく犯人の特徴を覚えておこうと観察し、情報を得ようとした。
 顔は、鬼の面を被っているから判らない。プロレスラー並のガタイに全身毛だらけの身体、この身体なら、1度見れば覚えているはずだ・・・。町でこれまで見掛けたガタイの良い男のことを思い出そうとするが該当者がいない。ちょっと待てよ。最近じゃない!昔、どこかで・・・そう、子どもの時、どこかで見たような記憶が・・・。

 その頃、公園では、犬介と雉雄、猿造がそれぞれ気がついたところだった、桃太を囲むようにそれぞれ隠れて待機していたんだが、そのことが犯人にばれてしまい、まず犬介が、そして雉雄、猿造の順番に落とされてしまった。気がつき、桃太のいたベンチに行くと、もう既に桃太はいなかった。戦った後だと思える痕跡はあったが、それ以上の情報がない。これまで襲われた樹木のところなど、公園中を探し回ったが、どこにも痕跡すらなかった。

 桃太の前で、ビキニパンツを脱ぐとすでに男のものは勃起しひくひくと首を振っていた。そして、一通り桃太の身体をなめ回すように眺めた。
「それにしても、ガキのくせにでかいブツぶら下げやがって、こいつが勃起したらどんな大きさになるのか楽しみだぜ!」
 桃太に近づくと、ゆっくりと桃太の身体を確かめるようにでかい胸を揉んだ後、桃太の足元に跪くと、桃太の萎えたチンポを口にした。初めてのフェラチオ、厳ついガタイの割に男の動きは慎重で、細やかだった。
「うめえっ!」と言い、少し勃起し始めた桃太のチンポにジェルを垂らすと、上下に動かし始めた。
「すっ、すげえ!なんつう大きさだ・・・。こりゃ、後が楽しみだぜ!さあてと、完全に勃起したところで言っとくが、俺はお前を楽しませるために、連れてきたんじゃねえ!お前が俺を楽しませるんだ!」
 そう言うと、いきなり桃太の身体を鞭打った。
「ぐあっ・・・」
「どうだ痛いだろ?こんなんじゃ、済まないぜ!」
 パシンっ、パシンっと強弱を付けながら何度も鞭打たれる。打たれた後が、真っ赤に腫れ、ミミズ腫れになるが、男は打つ手を止めようとしない!
「おらっ、どうだ痛いだろ!もっと痛がれ!おらっ!」
 男は、さらに力を込めて桃太を打ち据えた。気が遠くなりそうな痛みに耐えながら、口を食いしばり無言を貫く桃太だった。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。