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(妄想小説)Gemini -二価染色体 第15話 ▷発展公園日記 その1 [妄想小説]

 当時、誠次郎はこの公園の近くに引っ越してきたばかりだった。そしてある夜、午前0時を過ぎた頃、ジョギングがてら男達と遊ぶためにこの公園で出かけた。その夜の誠次郎は、下着も着けず、ピチピチのタンクトップと陸上用の横が腰まで切れ込みの入った薄いランニングパンツだけを履いて出かけたと書かれていた。
 誠次郎の遺品の中から、似たようなものを探し身につけた。ただ誠一郎の身体が、誠次郎と比べると一回り大きい分、誠次郎のタンクトップもランニングパンツも誠一郎にはピチピチ過ぎて、身体に張り付き、付きだした乳首や毛深い身体、そして股間の膨らみさえも透けて見えるような格好だった。こんな恥ずかしい格好で人前に出るなんて・・・。浅ましい格好に羞恥心を感じながらも誠次郎と同じ経験をするんだと、その格好のまま車に乗り込み公園に向かった。そして公園に着くと、誠次郎が走ったであろう公園内の道を走った。公園の一番外側の道を、ほぼ2周するうちにメモ書きにあった、街灯の真下のベンチの場所も確認できた。真夏の夜は暑かった、普段通りの早さで走ると、汗が噴き出し、ただでさえ薄い素材でできたタンクトップと、ランニングパンツは濡れて透けやすくなり、まるで全裸で走ってるかのようだった。時折すれ違うランナー達も、誠一郎の姿に一瞬驚いたような表情を見せ、二度目にすれ違った時は、誠一郎に気がつくと、小馬鹿にしたようなにやけた表情で誠一郎をジロリと見つめた。
 2周程したところで、メモ書きにあった街灯の真下にあるベンチに浅く座り、股を開いて誰かが来るのを待った。

「あれっ、久しぶりっ!しばらく見掛けなかったから心配してたんだ。それにしても相変わらずいやらしい格好だね、ド変態君!でもなんか、久しく見ないうちに、身体大きくなったんじゃねえか?まあその分、いやらしさ倍増だけどな!」
 しばらく待っていると、公園の中の道路を髪の毛が薄く禿げかけたおやじがジャージ姿で走ってきた。そして誠一郎に気がつくと、そう言いながら誠一郎の左隣に腰掛けてきた。そして右手で誠一郎の太腿を撫でた後、ランニングパンツの横の切れ込みから股間に手を差し込むと、当然のように膨らみ始めた誠一郎のチンポを外に引っ張り出した。時より人が通る場所で、道路から丸見えにも関わらず、男は、誠一郎の方に身体を向けると引き釣り出した誠一郎の亀頭をグリグリと揉みながら話を続けた。
「しばらく逢えなかったから、皆心配してたんだよ!あまりに派手にやられ過ぎちゃって、恐れなしたんじゃないかって・・・。青テントの爺さん連中も、あんたみたいにモテ筋なのに、相手選り好みしないで、誰にでもやらせる奴って滅多にいないって、見掛けなくなったことを寂しがってて・・・。なっ、今夜はゆっくり出来るんだろ、この間みたいにやってやるよ!そしたら、すぐにみんな集まってくると思うぞ!」

 男は、そう言うと誠一郎のタックトップをたくし上げ、両手を頭の後ろに組ませると、たくし上げたタンクトップで、器用に両手を縛り上げ、拘束した。そして、誠一郎の前にしゃがみ込むと、誠一郎のランニングパンツを脱がし、それもたくし上げたタンクトップの中に押し込んだ。そして頭に巻いていたタオルで誠一郎に目隠しをした。メモ書きを読んでどんなことをされるかは判っていた。だが薄暗い公園の中で唯一街灯の明かりで照らされた道路脇のベンチの上で、ほぼ素っ裸に近い格好のまま拘束されると、不特定多数に素っ裸を見られるかもしれないという恥ずかしさもあったが、ゾクゾクするような興奮の方が強かった。
「相変わらず、良い身体してるよなあ・・・。しかも毛深くて格好良い!」
 そう良いながら、誠一郎の乳首に吸い付いた。そして左手で勃起したチンポの先をグリグリと亀頭責めをしてきた。
「あっ・・・」
「兄ちゃんの感じるポイントは、この間すっかり覚えされてもらったからな!もうちょっと人が増えるまで待ってて!そしたら、みんなが見てるまえで、犯してやるからよ!」

 誠一郎達のいるベンチに近づく足音がした。足音からするとランニングしているようだ。誰だか判らない男に見られるかもしれない。そう思うとチンポの先から先走りが垂れた。男の足音は、誠一郎達のいるベンチのほんの数メートルほどの距離に近づいた瞬間、灯りに照らされた全裸の誠一郎に気がついたのか、急に元来た道を戻っていった。
「ちっ!覗いてくれたら、一緒に兄ちゃんのケツ掘らしてあげたのになあ・・・」
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