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(妄想小説)Gemini -二価染色体 第07話 ▷発展銭湯日記 その1 [妄想小説]

 誠次郎がまずどんな経験をしたことで男を覚え、男達に陵辱されることに目覚めていったのかは、今となっては判らない。ただ、誠次郎の残していった日記に書かれた経験なら、少なくともパソコン内のメモとSNSの日記を読めば、ほぼ同じことを経験できるかもしれない。そう思った誠一郎は、何度も何度も日記を読み、残っていたメモを隅から隅まで読みあさり、すべての情報を頭の中に入れた。ありがたい事にパソコン内のメモには、日記の元になった時のことが、日時や場所、その時の状況など詳細に書かれていた。
 できるなら誠次郎が経験した出来事とほぼ同じ経験がしたいと思った誠一郎は、メモ書きに書かれていたほぼ同じ時間、同じ場所に、同じような格好で行ってみることにした。そして日記と同じ出来事が起こった時に対処できるよう、事前にいろいろな想定をし、どう自分はするのかを決めた。そしてケツを掘られることを想定し、誠次郎の残して行ったディルドを使い、自分で自分のケツを広げ慣らしていった。

 最初の日記に書かれていたのは、初めましての挨拶とある銭湯での出来事だった。
 誠一郎が初めて誠次郎の日記を読み、メモ書きに目を通した時の感想は、「えっ?」「嘘っ!」「マジっ?」だった。何故なら書かれていた場所は、誠一郎のよく知る銭湯チェーンの1つだったからだ。ここは俗にスーパー銭湯と呼ばれる銭湯の1つで、全国にたくさんのチェーン店を持っていた。実際、誠一郎の住む町にも、その銭湯のチェーン店があって、誠一郎の学校の生徒達も部活の後よく使っていた。
 確かによくよく考えると銭湯は、男が好きな人間にとっては、素っ裸でいることが当たり前で、ほかの男達の裸を眺めることができる都合の良い場所だ。当然と言えば当然だが、誠一郎はこれまで銭湯で男達が出会い、そして行動を起こしているとは思いも寄らなかった。それにメモ書きに書かれていた店舗には、これまでに誠次郎の家に寄ったついでに何度か行ったことがあった。だが誠一郎には、書かれているようなことは起こらなかった。思い返してみれば、何度か浴槽の中で、隣の男の手や足が当たったり、スチームサウナの中で、勃起している男を見たりしたことはあった。だがその事の意味をこれまで深く考えることはなかった。

 誠一郎は、平日の夜、銭湯が閉店する2時間程前、メモ書きに書かれていた銭湯を訪ねた。何度か来たことがあったので、風呂場の配置やシステムなど見知った場所だったが、日記を読んでから行くその銭湯は、まるで違う世界のように思えた。カウンターで料金を支払い、ロッカーで着ていた服を脱いだ。これまで気にもしていなかった男達の視線が、妙に気になった。
 現役の柔道家と見紛うばかりの誠一郎の身体は、銭湯では目立っていた。じっと見てくるオヤジや、鏡越しに見つめる若物が何人もいた。これまで何も気にせず、服を脱ぐと、タオルを肩に掛け、チンポ丸出しで、浴室に入って行ってたが、男達の視線が気になり出すと、股間を隠さないことに妙な照れや躊躇が生まれた。だが日記のとおりの経験するためには、股間を隠さず行動するしかない。視線を意識することで、微妙に膨らみ始めたチンポは恥ずかしくて隠したかったが、あえて隠さず浴室に入った。
 頭や身体を洗い、泡を流している間も、チラチラと覗く若物や、鏡越しにじっと見つめるオヤジ、そして後ろを通り過ぎる時に誠一郎の股間を覗き見してくる男達のことが気になった。しかしその視線を無視して、一通り身体を洗うと、立ち上がって股間を念入りに洗った。男達の視線が、妙に自分を見ているようで恥ずかしいと同時に、多くの男達に見られていることに妙な優越感を覚えた。

 洗い終わってタオルを絞ると、そのタオルを肩に掛け、半勃ちのずる剥けのチンポを隠さず露天風呂に向かった。屋外にある露天風呂のドアを開けると数人の男達が露天風呂に浸かっていた。露天風呂の湯船の近くにしゃがみ込み、桶で湯をすくい、頭からお湯を被っている間、ずっと風呂に浸かっていた男達が、誠一郎の股間をじっと見つめてきた。誠一郎は、すぐには風呂に浸からず、露天風呂の縁に腰掛け、片足を風呂の縁に掛け、夜空をじっと仰ぎ見た。誠一郎が夜空をじっと見上げている間、湯船に浸かっていた男達は、少しずつ誠一郎の反対側に移動し、学生時代からデカいと言われてきたずる剥けの誠一郎の股間を見つめてきた。
 夜空を見ながらも男達の視線がチンポに集中しているのが判った。男達の視線が熱く感じられ、チンポがムクリと立ち上がってきた。そしてチンポは、少しずつ角度を上げ、最期には完全に腹を打つほど勃起し、バチバチと腹を打った。ますます男達の熱い視線を感じ、先走りが溢れそうになった。ゆっくりと足を降ろし湯船に浸かると、両手を浴槽の両サイドに伸ばし、大きく股を開いて足を伸ばし、また夜空を見上げた。誰かの足が、誠一郎の股間にちょんと触った。
 露天風呂は、薬草入りの風呂で、湯の中が見えにくく、誰の足が触ってきたのか判らなかった。以前なら、すみませんと声を掛け、身体の位置を変えたのだが、この夜は、無視してそのままでいた。すると股間を触った足は、さらに大胆に股間に押しつけられ、勃起したチンポを足の裏で優しく撫で始めた。と同時にその足とは別の数本の足や手が、誠一郎の太腿や脛を内側と外側から撫で始めた。それでも身動きせずにいると、真っ黒に日焼けしたスポーツマン体型の男と、大学生風の若物が、隣に少しずつ移動してきた。2人は、誠一郎の両隣に身体が触れるほど近くまで移動してくると、大学生風の若物が、太腿の上に手を置いた後、勃起したチンポに手を伸ばしてきた。そして湯船の中で、チンポを握ると、一瞬手が離れ、そして次は確認するようにギュッと握ると薬湯の中でユルユルと扱き始めた。一方、真っ黒に日焼けした男は、誠一郎のケツを撫でた後、尻の谷間に沿って手を動かし、肛門を探り当てると、肛門を弄り始めた。

 その間、露天風呂に浸かっているすべての男達が誠一郎の動きをじっと見つめていた。男達の指使いや足使いは、繊細で慎重だった。何度も、誠一郎が逝きそうになる寸前まで動くと、動きを止め、寸止めを繰り返した。誠一郎の口が、僅かに開き、声が漏れ出そうになった。そこまで追い込まれた時、誠一郎は立ち上がり、みんなの前で勃起したチンポを晒しながら、また湯船の縁に腰掛けた。するとチンポを扱いていた大学生風の若物が誠一郎の股の間に来ると、勃起した誠一郎のチンポをまた扱き始めた。
「すげえ!デカいっ!風呂の中で触った時、大きいとは思ったけど・・・こんなに大きいチンポ初めて見た、二握りで足りない・・・」
 大学生風の若物は、そう言いながら誠一郎のチンポを扱いた後、竿や金玉をなめ回した。そして意を決したように、チンポをしゃぶり始めた。
「大きいっ!亀頭しか入らないよ・・・でも兄貴のチンポ旨いっ!美味しいっ!兄貴っ、逝くときは口に出して!」
 誠一郎にとって、自分のチンポを男にしゃぶられるのは初めての経験だった。しかも、大勢の男達に見られていた。若物は、シャブリ慣れているのか、舌で亀頭を包みながら、絶妙な力加減でしゃぶってきた。
 ほかの男達は、湯船から出ると浴室から気づかれないよう2人を取り囲んだ。そして誠一郎の身体を撫でさすり、弄り始めた。誠一郎の後ろからたくさんの手が伸び、乳首や胸、肩や二の腕、腋、ケツなどがなで回された。よく知った場所で、こうして男にチンポをしゃぶられ、男達に身体中を弄られることに背徳感もあったが、それよりもその淫乱な姿をこうして多くの男達に見られていることに対する興奮の方が強かった。
 何度も寸止めされたことで、もう誠一郎のザーメンは、金玉の中でフツフツと煮えたぎっていた。
「逝きそう!逝くぞっ!逝くっ!」
「逝って!口の中に出して!」
 誠一郎は、若物の口の中に大量のザーメンを飛ばした。
「すげえ!すげえっ!旨いよ!兄貴のザーメン旨いよ!」
 若物は一滴も逃すまいと必死で吸い付いた。それでも、口の中に収まらないザーメンが、涎のように若物の口から垂れた。
「ありがとう!気持ち良かったよ!」
 大学生風の若物に礼を言うと誠一郎は湯船から上がり、周りを取り囲んでいた男達に一礼して、まだ萎えず勃起したチンポを晒しながらサウナに向かった。
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