SSブログ

(妄想小説)真夜中のトレーニングジム 第1話 [妄想小説]

「ぷは〜っ、今日も疲れたっ!一汗掻いて、さっさと寝るか!」
 永田明日真は、暗証番号を押し扉を開けると入り口横の照明のスイッチを入れ、ポケットの中のリモコンのスイッチを押した。そして受付カウンターに置かれている来場会員名簿に名前を書くと、着替えるため更衣室に向かった。来場会員名簿を見ても深夜3時のこの時間、誰も来ていなかった。
 明日真は、仕事が終わると24時間営業のこのトレーニングジムで一汗かき、風呂代わりのシャワーを浴びて帰宅することが習慣となっていた。高校、大学と柔道部に所属し、それなりの成績を残した明日真だったが、卒業前の試合で膝をケガして以降、現役を続けることが難しく就職先に困っていた時に、先に勤めていた先輩の口利きで警備会社に就職した。勤務時間が不規則なことが多く、要人警護などの場合、今夜のように深夜まで勤務することが多い明日真は、このジムが自宅の近所にできると、すぐに会員になった。またこのジムの警備も自分の勤めている会社がやっていることもあり、警備のシステムを完全に理解していたことも決めた理由の1つだった。

 更衣室で、着ていたスーツや下着をすっかり脱ぐと、トレーニング用に持って来たボディービルダー用の脇繰りの大きく空いたタンクトップと、腰まで大きく切れ込みが入り、透けるほど薄い素材でできたトレーニング用のパンツを下着を着けずに履くと、トレーニング室に向かった。柔道部に所属していた頃から、畳の上での稽古より、柔道場に併設されたこうしたジムでウエイトトレーニングすることが好きだった。子どもの頃から、人より身体が大きかった明日真は、身体を褒められることが多く、人に自分の身体を見せることが何より好きだった。だから大学時代も柔道着から着替えるのが面倒だと言い訳しながら、素っ裸でトレーニングすることが多かった。素っ裸でウエイトトレーニングをする明日真を揶揄する先輩もいたが、部の宴会での明日真の全裸芸が好評だったこともあり、特に文句を言われることはなかった。だから深夜2時や3時の時間帯のトレーニングは、他の会員もほとんど来ることはなく、気兼ねなく全裸でトレーニングでき大好きだった。

 トレーニング室に入り誰もいないことを確認すると、ウオームアップを始めた。身体が十分暖まったところで、スクワット用のバーベルの置かれた場所に移動し、横のカゴの中に、着ていたタンクトップとパンツを脱いで投げ入れると素っ裸になって、両耳にイヤホンを填め好きな音楽を聴きながらトレーニングを始めた。深夜3時、トレーニング室には、明日真の吐く息の音だけが聞こえていた。1セット済ませ、鏡の前で、身体を捻り足のあがりを鏡に写し、確認するためのポーズを取った。自分の足のできを眺めて満足すると、明日真のチンポも少しずつ頭をもたげ始めた。鏡に写った自分のチンポを数回扱いて完全に勃起させると、2セット目に入った。全裸でトレーニングする時、セット間に鏡でできを確認しチンポを扱くのが、明日真の癖だった。
 足が終わり、胸のトレーニングをするため、ベンチプレスに移動した。
 2セット目が終わり、バーベルをラックに戻した瞬間、明日真のリフティングストラップの上から別のストラップで両手がバーに固定された。そして両足も、ベンチに固定されてしまった。突然の出来事に驚き困惑していると、耳のイヤホンが外された。
「おや!おや!今夜も、全裸でトレーニングですか?」
「いや!いや!毎度、毎度、チンポおったててトレーニングされると、どうも目の毒でね・・・」
「それなら、折角なんでお手伝いしようかなって思って、わざわざこの時間に来てみたんですよ!」


 小さなビデオ制作会社を経営している石川敬治は、ゲイの友人で、今は敬治の会社でカメラマン兼編集担当の高木一樹から、自分の部屋の真向かいのジムで、真夜中に素っ裸でトレーニングしているマッチョがいるという話を聞くと、最初は疑っていた。ところが1ヶ月程前深夜2時に、一樹から“今マッチョ野郎が素っ裸でトレーニングしている”と連絡をもらうと、若いマッチョ好きな、敬治の会社の音声兼デザイナーの高山庄司を誘い、事の真偽を確かめるため、一樹の部屋を訪ねた。そして一樹の部屋のベランダからおのおの双眼鏡で覗くと、ガチガチに鍛えたビルダー並の毛深いマッチョ男が素っ裸でトレーニングしているのが見えた。そして鏡に写る自分の姿を見ては、チンポを扱く様子を覗いた。
「おい!おい!おい!本当に素っ裸でトレーニングしてやがるぜ!」
「なっ、言ったとおりだろ?しかも、ガタイだけじゃなく顔も凜々しいし、チンポもデカいと来たら、もう涎もんだろ?」
「おおおおっ!チンポ扱いてるぞっ!やらしい奴だなあ・・・」
「やっぱ、身体鍛えてマッチョになった奴らは、ナルシストで鍛えた身体見て欲しいもんなのさ!」
「まあハゲで腹のぽっこり出たオヤジの裸は見たくないもんなあ・・・」
 一樹が、敬治をちらっと見てそう言うと、すかさず敬治が言い返した。
「背だけは高いけど、ヒョロヒョロの行けてないオヤジよりは、俺の方がモテるけどな!」
「何言ってンだ、3人の中じゃあ、俺が一番若く見られるし、デブデブで、下着マニアのオタク野郎よりは、ましってもんだぜ!」
「今は、デブがトレンドなの!文化系デブは、これでもニーズあるんだからね!」
 デブでオタクだと言われ、庄司は、顔を真っ赤にして反論した。
「デブの若い奴ならまだしも、50過ぎたオヤジの緩みまくったデブはさすがにニーズないだろうよ!」
「年齢のことを言い出したら、皆一緒だからね!1歳とか2歳の違いは、端から見たら一緒だからね!」
「それにしても、エロいなあ・・・。なんか俺、催してきた!」
「えええええっ!俺たちの前で、汚いチンポ出すのは止めてくれよ!お前のチンポなんて見たくもねえ!」
「んじゃさ、ビデオとか一眼とかで盗撮して、持って帰ってズリネタにしねえ?」
「おっ!いいね!それなら、お前達の汚ねえチンポ見なくて済むしな!んじゃ、ビデオは本業の俺に任せろ!最近じゃ、家庭用の方が、こういう暗い場面でも強いんだぜ!」
「んじゃ、俺は一眼で撮るぞ!庄司、お前は万一用に、このコンパクトカメラで撮影してくれ!こいつ、結構夜強い奴なんだ!」
「おっしゃ!了解っ!んじゃ、三脚、三脚と・・・」
 3人は、望遠カメラやビデオカメラで明日真のトレーニングの様子やチンポを扱く様子を撮影した。そして明日真専用のハードディスクを作ると、そこにそれぞれの撮影したデータを保存し、どこからでも見れるように設定し、後で自宅に帰ってそれぞれこっそり楽しんだ。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。